成績が上がる答え合わせができていますか?
こんにちは。
分からない問題につまずくとすぐに調べる家庭教師の甲野です。
問題集に取り組んでいる時、あなたの子どもは答え合わせをしていますか?
「当たり前じゃん!」と思うかもしれませんが、実は答え合わせができていない子どもが結構いるのです。
これは、学校が答え合わせのやり方をしっかりと教えていない事に原因があります。
教えたとしても、子どもは間違ったやり方をしているか、答え合わせをしないまま見過ごされているのです。
成績が上がっていかない子どもは、「正しい答え合わせ」ができていません。
問題集をやるけれど、答え合わせをしていなかったり、
答え合わせをするけれど、よく見ないで間違った所も○にしていたり、
答えを丸写しになっているだけだったり、、、
答え合わせをしない学習は、カレーをかけ忘れたカレーライスのような物です。
問題を解く事と答え合わせがセットになって、初めて学習は成立します。
答え合わせの目的は、何が合っていて、何が間違っているのかを知る事、
あるいは、自分はどこまでできていて、どこからできなくなるかを知る事です。
それらを知る事で、何を勉強しなければならないのかが明確になり、効率的な学習へと繋がっていきます。
答え合わせをしなければ、自分が何を勉強しなければならないかが分からず、間違った所も間違ったままになってしまいます。そのような状態でテストを迎えれば、結果は散々になり、成績を上げる事が難しくなってしまいます。
では、どうしたら正しい答え合わせができるのでしょうか?
それは、大人が正しいやり方を示す事だと思います。
言葉だけで伝えても身に付かないと思うので、子どもが問題を解いた後に一緒に答え合わせをし、「こうしたらもっと勉強しやすくなるし、覚えやすくなる」という事を、子ども自身に感じさせるのです。
私の場合、間違えた所は赤で直さずに、チェックだけ付けておいて、繰り返し確認できるようにしています。○を付けてしまうと、「もう理解できている」と解釈してしまうので、もう少し確認が必要な所は○を付けないようにしています。
あとは、「やったページに日付を書く」という事も重要です。
「前はできなかったけど、できるようになった」という事や
「この日はできていたけど、時間が経ったから忘れてそうだな」という事が確認できるからです。
ぜひ子どもに答え合わせのやり方を教えて、成績が上がるサイクルを作り出してみましょう。