ライバルと目標の関係は?
こんにちは。
プロ家庭教師の棚橋です。
今月は多くの中学校で中間テストがあります。プロフェッショナルの生徒たちも、テストに向けてそれぞれが決めた目標に向かって、今まさに準備を頑張っているところです(^^)今回はテスト直前ということで、「ウサギとカメの話」から「目標とライバルの役割」について考えてみたいと思います。
ウサギとカメの話から分かるライバルと目標の役割
「ウサギとカメの話」はご存知ですよね。ウサギとカメがゴールを目指して競争した話です。この物語の中で、なぜウサギはカメに負けてしまったのでしょうか?
それは「ウサギが居眠りをしたから」でしたよね。では、どうしてウサギは居眠りをしたのでしょう?
それはウサギが「カメに勝つことしか考えていなかったから」です。
● ウサギはゴールではなく、自分より足の遅いカメを見ていました。だから油断した。
● それに対して、カメは「ゴール」を見ていました。
ウサギとカメはそれぞれ「見ているもの」が違ったのですね。ウサギが見ていたのは「ライバル」で、カメが見ていたのは「ゴール」。
もしもカメが「ゴール」ではなく、「ライバルのウサギ」を見ていたら、最初の時点ですぐに勝負をあきらめていたでしょう。
もしもウサギが「カメ」ではなく、「ゴール」を見ていたら、きっと昼寝なんてしなかったでしょう。
勉強にも同じことが言えます。
勉強も同じです。勉強には「ゴール(目標)」があります。勉強には「ライバル」がいます。勉強の「目標」がないまま、「ライバル」ばかり気にしていると、やがて行き詰まってしまいます。
もちろん、ライバルがいるのはいいことです。なぜならライバルがいた方が力を出しやすいからです。ライバルは「相手に勝つため」ではなく、「全力を引き出すため」に必要です。
でも、そんな「全力を引き出すために」必要なライバルも「勉強の目的や目標を忘れてしまう」と「逆効果」になってしまいます。
・ 友達よりいい点が取れたからそれで満足。
・ 成績はいいけど、行きたい高校・大学がない。
子供がそんな状態になっているときは、改めて勉強の目的や目標について一緒に考えてみることが大切です。