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長岡高専「受験のプロ」が教える!入試の仕組みと対策


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このページでは国立長岡高等専門学校の入試の仕組みと対策について紹介をします。家庭教師プロフェッショナルでは毎年、高専を受験する生徒のサポートを行っていて、非常に高い合格実績を出しています。高専入試は一般的な公立高校の入試とは異なるため、「高専入試に合わせた対策」を行うことをお勧めします。

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1. 募集人員と選抜方法

募集人員は各学科共通して40名ずつとなっています。選抜方法の内訳は、推薦入試による選抜が16名、一般入試による選抜が24名、帰国生徒特別選抜が若干名となります。

選抜方法別定員推薦入試一般入試帰国生徒
特別選抜
機械工学科16名24名若干名
電気電子システム工学科16名24名若干名
電子制御工学科16名24名若干名
物質工学科16名24名若干名
環境都市工学科16名24名若干名

2. 推薦入試による選抜方法

■ 推薦入試の出願資格

長岡高専の募集要項にある推薦入試の出願資格は次の通りです。

1.人物が優れており、かつ本校に入学する意志が明確な者(合格したときは必ず入学し、「推薦選抜」で合格とならなかったときは、必ず、「学力選抜」又は「帰国生徒特別選抜」を受験する意志がある者)

2.志望学科に対して明確な目的意識、適性、興味・関心及び学習意欲を持っている者

3.調査書の記録が優良であり、「理科」「数学」「英語」の2年・3年の成績が5段階絶対評価で3教科合計24以上になる者

※令和6年度長岡高専学生募集要項より抜粋

3の項目に関しては、5段階評価で平均4以上をとれば条件クリアとなります。

■ 推薦入試の選抜方法

以下の3つの項目を総合的に審査して行います。
・ 推薦書の内容 ・ 調査書の内容 ・ 面接の結果(1人10分程度の個人面接)

3. 一般入試による選抜方法

令和3年度の入試より、作文の試験が廃止され、新たに国語の試験が行われるようになります。また、数学、理科に加え、英語の得点も傾斜配点(200点満点)となりました。

長岡高専の一般入試の合否は次の2つの項目により決まります。

1.調査書の内容 400点満点
2.学力検査の点数 数学200点、理科200点、英語200点、国語100点、社会100点の合計800点満点。

■ 近年の合格点は?

学力検査における令和3年度の合格者最低点の得点率は約57%、令和4年度の合格者最低点の得点率は約61%となっています。

■ 他校との併願での受験の場合は?

高専を第一志望校とする志願者から主に選抜されるため、他の高校の併願として受験する場合にはかなりいい成績でないと合格できません。(長岡高専の併願入試の合格者の多くは長岡高校の理数科や普通科に合格しています。)

4. 学力検査の各教科の特徴と対策

高専入試の勉強をする子供のイメージ

■ 数学 200点満点

<問題の特徴>
近年、大問1の基本問題の配点は45点(傾斜配点のため2倍にすると90点)となっています。基本問題の配点が高く、最初の大問1を確実に取れるかが高得点のポイントです。ここで計算ミスなどをしてしまわないよう注意が必要です。応用問題は比較的簡単に解けるものと、ほとんどの受験生が解けない難しいものが混ざっています。

<対策>
まずは大問1の基本問題を確実に取れるようにすることが大切です。基本問題といっても、公立高校の入試よりはやや難しめに作られているため、高専の過去問題などをやって問題の傾向をつかむことが大切です。高専の過去問題はインターネットや長岡市内の書店で販売されていますが、過去10年分を一通りやってみるのがいいと思います。

高専受験者の中には応用問題を解く発想力はあっても、計算ミスをよくする子が多くいます。計算を正確にすることは受験において非常に大切なスキルです。ただむやみに計算練習をするだけでなく、どうやったらミスが減るのか、自分はどういうところでミスをするのか、そういったことを気にしながら対策をしていくといいでしょう。
応用問題に関しては問題をよく読み、自分が解ける問題からやっていくことが大切です。難しい問題にこだわりすぎて、タイムオーバーにならないよう注意が必要です。全問題がマークシートになるので証明問題などでは記述ができる必要はありませんが、論理的な思考力を身につける必要があります。

高専の数学入試の詳しい対策方法はこちらのページもご確認ください。
 ⇒長岡高専【数学】の入試対策(対策問題プリントあり!)

■ 理科 200点満点

<問題の特徴>
論理的な思考を問う問題がほとんどです。問題文が長いため、問題の状況を整理し、正確に読解する力が求められます。学校の定期テストに出題されるような単純な問題はあまり出ないので、表面的な知識をいかに論理的な知恵へと昇華できるかが攻略のポイントです。
学校のワークだけでなく、少しレベルが高めの問題集などを用意して対策をするといいでしょう。

<対策>
プロフェッショナルでは今まで高専志望の多くの生徒を見てきましたが、問題の読み間違いなどで点数を落とすケースが非常に多いです。まずは問題をとにかくじっくり読んで「設問の状況を正確に把握すること」が大切です。思考力を問うものが多く、理科のさまざまな現象について、どうしてそうなるのかを自分なりにまとめてみるといいでしょう。

定期テストの対策によくみられる、ワーク問題を繰り返し練習して、”こういう聞かれ方をしたらこう答える”というような短絡的な学習では対策として不十分です。問題をやりながら「解き方を覚える」のではなく、理科の「現象そのものを理解する」ような学習をしていきましょう。

「学校のワーク」や中学校で配られる「新研究」や「整理と対策」の教材がしっかりできるようになったら、次の問題集で基礎の最終確認をしてみましょう。長岡市内の書店やamazonなどで購入可能です。

長岡高専の入試対策「理科」のおすすめ教材

「3ステップ式 標準問題集」 受験研究社

■ 英語 200点満点

<問題の特徴>
公立高校の入試とは異なり、リスニングは出題されません。その分、長文問題が多く英文の量が多いため、時間内に問題を解き終えることができるかが一番のポイントです。理系の入試ということもあり、長文問題の中になんらかの数字が含まれていることもあります。過去には簡単な計算をして解答するもの出題されています。会話表現も中学校の教科書に出てこないものもあるので、ニュアンスを推測する力も試されています。

<対策>
まずは本番と同じように時間を測って過去問題を2~3年分やってみることがお勧めです。英文が長いため、時間配分をどうするかを事前に決めておくといいでしょう。

■ 社会 100点満点

<問題の特徴>
地理はデータや資料から読み取りをするものが多く出題されます。基本的な知識さえあればあとはデータや資料を正確に読み取る力が試される問題が主です。歴史は時代の流れや各時代ごとの日本と世界の関係、情勢をしっかりとつかんでおく必要があります。歴史の難易度は公立高校の入試よりも高めなので、各時代の出来事を正確に把握しておく必要があります。

<対策>
地理に関しては資料やデータを正確に読み取る力が必要なため、過去問題などでデータを正確に読み取る練習をしておくことが重要です。歴史と公民に関しては語句を覚えることはもちろんのこと、意味や出来事の関連性などを正確に理解しておくことが大切です。

※注意! 高専の入試はマークシート形式です!

高専の入試は平成28年度からすべてマークシート形式での入試に変わりました。マークシートでの解答の仕方は必ず事前に確認して、練習しておきましょう。
マークシートでよくある失敗としては、「分からない問題を飛ばしたけどマークシートは飛ばさずに記入したため、問題番号と自分の解答がずれてしまう」などがあります。自分の解答が正確にマークできているかを見直しすることも心掛けた方がいいでしょう。

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5. 一般入試の倍率

一般入試の倍率は例年1.5倍~2.5倍くらいを推移しています。近年は志願者数が少しずつ増加傾向にあり、競争率が上がってきています。

高専の入試による他校の倍率の変化について

ちなみに少し余談になりますが、長岡高専の合格発表は公立高校の一般入試の出願後になるため、長岡高専を受験した生徒はほぼ全員公立高校の一般入試に出願します。その後、(専願で)高専の合格発表で合格していた場合、出願した公立高校の入試は受けないことになるため、毎年長岡大手高校や向陵高校、工業高校は志願倍率(志願者数÷募集人数)よりも実質倍率(受験者数÷募集人数)が低くなっています。

例えばH30年度の長岡大手高校の志願者数は300人でしたが、実際に受験した生徒は271人でした。そのうち合格者は232人だったので、見かけ上は倍率1.29(300/232)倍ですが、実質倍率は1.17(271/232)倍だったことになります。この事実を知ると大手・向陵・工業高校の受験予定の方は少し気が楽になるかもしれませんね(^^)

国立長岡工業高等専門学校 アクセス

〒940-8532 新潟県長岡市西片貝町888番地
JR長岡駅から悠久山方面へ車で約10分~15分のところにあります。

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参考URL
長岡高専受験生向けページ
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