「心配」よりも「信頼」が大事
こんにちは。
長岡市のプロ家庭教師、棚橋です。
生徒の成績を上げていくときに私たちプロの家庭教師が特に大切にしていることがあります。
それは「子供のセルフイメージ」です。
「セルフイメージ」というのは簡単に言うと、「自分で自分のことをどう思っているか」という「イメージ」のことです。実はこれこそが、その子のその後の成績に大きな影響を与えていきます。もちろん、セルフイメージはあくまで本人のイメージですから、ときに「勘違い」であることもあります。
例えば、能力は決して低くないのに「自分は勉強が苦手」と思っているセルフイメージが低い子もいれば、
逆に実際の成績はそれほどでもないのに「オレはやればできる!」と思っているセルフイメージが高い子もいます。
こんな風にセルフイメージは時に勘違いであることもありますが、それでもやっぱり大切です。なぜなら、人は長い目で見れば自分が思った通りの存在に近づいていくからです。
もう少し詳しくお話します。
セルフイメージが高い子と低い子の反応の違い
自分で自分のことを「ぼくは勉強が得意だ」と思っている子と、「ぼくは勉強が苦手だ」と思っている子とでは、テストの結果に対する反応が異なります。
例えば、一生懸命勉強したにも関わらず、結果的に「悪い点数」をとってしまったとします。
セルフイメージが高い子は自分の期待や予想と結果にギャップがあるため、「おかしい」とか「くやしい」という反応になります。
人は自分の「期待」と「現実」との間のギャップを埋めていこうとするものなので、「期待」が「現実」よりも上の方が悔しい思いをすることはあっても、常に向上していくことができます。
逆に、セルフイメージが低い子はもともとの期待や予想が低いため、悪い点数を取っても、「やっぱりね」とか「ぼくなんて頑張ってもこんなもの」という反応になります。
それが積み重なると「勉強に対するあきらめ」につながっていきます。
子供のセルフイメージを上げるには?
ですから、私たちプロの家庭教師は「子供の成績」だけでなく、「子供のセルフイメージ」が上がるサポートも普段から意識しています。
今回はそんなセルフイメージが上がるサポートの中から特に大切な接し方を一つ紹介したいと思います。
それは 「心配」よりも「信頼」をするということです。
子供に対して心配よりも信頼をすることが子供のセルフイメージを上げることにつながります。もちろんこれは子供に限ったことではなく、私たち大人にもあてはまります。
職場で上司から「心配される」のと、「信頼される」のではどちらが自分の自信につながるか?
と考えれば明らかですよね。
■ 人はどういうときに相手を「心配する」のかといえば、相手に対する「期待や評価が低いとき」です。
「悪い点をとってしまうんじゃないか」
「中学校に入ったら学校の授業についていけないんじゃないか」
このような「心配」をし続けていると子供に「期待や評価が低いこと」が伝わってしまい、だんだん子供のセルフイメージが下がっていきます。
■ 逆に、人はどういうときに相手を「信頼する」のかといえば、それは相手に対する「期待や評価が高いとき」です。
『本当はやればできる子』
『その気になればしっかり努力ができる子』
普段からこのような信頼を持って接することが子供のセルフイメージアップにつながっていきます。
「心配」よりも「信頼」。ぜひ意識してみてくださいね!